今回の記事では『沖縄高専に女子生徒はいるのか』という疑問について、私の経験からお答えしたいと思います。
【心配いりません。いますよ。】
こんにちは。
中学の推薦を利用して沖縄高専に入学したでんです。
男の子なら必ず気になるところだと思います。 参考になれば幸いです。
目次
結論から言うと、もちろんいます。
しかし、学科によって人数は大きく変わります。
機械システム工学科 1〜2人
情報通信システム工学科 5〜10人
メディア情報工学科 10〜15人
生物資源工学科 15〜20人
※定員1学科40人程度
と言った感じ。
もちろんこの数値は大体の目安で年度により変動はありますが、おおむねこの比率は変わらないと考えて良いでしょう。まぁ工業高校に男子が多いのと同じですね。
女子は少数派?
女子は機械システム工学科が圧倒的に少なく、他の学科でも男子が多い傾向でした。
男子の方が小さいころからゲームやプラモデルにに感化され、モノづくりやゲーム作成に興味を持つからではないでしょうか。しかし、今は小学生からプログラミングを学ぶ時代になっているので、情報系の2学科については、この比率は変化していく可能性が大いにあると考えています。(個人的な見解)
1,2年生は学科関係なくクラス分け
機械システム工学科志望の皆さんにとっては朗報です。高専は入学時点で学科は決まっていますが、2年生までは学科関係なくクラス分けされます。
高専=専門的な勉強
というイメージがあると思われがちですが、1,2年生までは数学、国語、英語などの一般科目の比率が非常に高いです。なので、他の学科の生徒同士の交流という意味でこのようなクラス分けになっていると思います。学校は基本的にクラス単位で授業から各種イベントが行われます。
男子は1,2年生が女子と仲良くなる最大のチャンスですね。
同じ学科の人とは3年間一緒に過ごす時間があるので、ある程度全員と仲良くなれます。(人間的に合う合わないはありますが。。。)
私も学科もクラスも違ったために、話したこともない人もいました。
(1学年160人程度なのに。。。)
1,2年で仲良くても、学科が違ったために3年生から疎遠になった人もいました。
仲良くなるためにはやはりコミュニケーション能力必須??
ある程度は必要ですが、心配する必要はない。
高専は専門性が高く、入試の時の倍率も高い(最近はそうでもないみたい)ため、
パソコンにとても詳しい人
ロボコン経験者
数学が得意な人
勉強大好きな人
ファッション大好きな人
離島出身者
読書好き
など、個性的な人が集まっています。同じような考えの人が必ずいるので、おのずと仲良くなれると思います。もちろん、サッカーやバスケなどの運動系が好きな人もたくさんいます。コミュニケーションも大事ですが、趣味、特技など持っておけばOKです。
(それはどこ行っても同じかと思いますが)
パソコンに詳しいは有利?
沖縄高専ではパソコンの購入が義務付けられています。今思えば、ぼったくりくらいの価格でノートパソコン買わされましたね。専門科目ではほとんどの授業で、パソコンが必要になります。
プログラミング
CAD
レポート作成
など
パソコンに詳しい人は重宝されます。
操作方法
エラーの解消方法
パソコンを使った遊び
など
周囲から頼られて自然と仲良くなれます。
「この人はコミュニケーション苦手そうだな」
という人が、パソコンの知識を通してクラスのみんなと仲良くしていたのはとても印象的でしたし、同級生のパソコンの知識やブラインドタッチの速さに衝撃を受けたことを覚えています。
まとめ:高専は即戦力の技術を身に着けに行くところ
高専は1年生から5年間専門的な科目を学んで技術を見つけるところです。
ドラマで見るような高校生活
制服で一緒に登下校
彼女を自転車に乗せて下校
帰りにマックによっておしゃべりなど
を希望するのはお門違いであると私は考えます。それなら普通の高校に入学すべきです。(私も普通の高校に行けばよかったと何度も後悔しました笑) といっても、高専在学中に色恋沙汰もたくさんありました。それなりの学生生活は送れていたと思います。
高専での専門的な教育は高いレベルにあり、実社会の実践ですぐ使えるレベルのことが学べます。私自身、社会人になってから何度も高専のころの教科書やノートを見返すことがあります。
その時に思い出すのが、とある教員に言われた
「卒業してもすぐに教科書捨てるなよ。いらない判断ができる日が来る。」
という言葉です。その教員は学生が一生使える本をテキストとして選定しているとおっしゃっていました。その言葉通り今でも8割の本は手元に残してあります。
話が脱線しましたが
高専に女子は少ないけどいる。高専では社会に出てから役立つ専門知識を学べる事とが最大のメリットである。入学希望者、在学生にはこのことを念頭に入れて日々頑張ってほしいと思います。私の経験が少しでも参考になればうれしいです。
最終更新日:2020/5/7