沖縄出身者のキャリア~大企業へ就職&資産形成~

高専、大学、大学院を経て大企業に就職した経験、資産形成について発信中

就活をするときには働くイメージを持つ【メーカーでの仕事】

今回はメーカーに就職するとどんな仕事をするかを、私の経験から説明します。就活をしている方の参考になればうれしいです。

 

こんにちは。

大企業サラリーマン でん です。

就職前に何をするのか不安に思っている方に参考になる記事です。

 

目次

 

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イメージしよう

 学生の皆さん、就職したい企業が決まって、自分がどんな仕事をしているかイメージできますか?ほとんどの人は漠然としかイメージできていないか、全くイメージできていないと思います。私もそうでした。正直どこに行っても、そんなこと教えくれるところはないです。専門学校や職業訓練校は分かりませんが。沖縄高専は講義の担当の教授がお話ししてくれたりすることはありました。非常に参考になりますが、それも本当に表面だけですね。

 

例えば、

コンビニ店員の仕事ご存知ですか?レジ対応、接客、商品補充、店内清掃、商品発注などたくさんやることあります。コンビニでできないことはほどんどなくなりつつあり、宅急便の受付やチケットも購入もできて、レジの対応はやること、覚えることが非常にたくさんあります。慣れてしまえば、簡単なルーティンワークです。私は高専時代にコンビニでバイトしていましたが、あまりお勧めはできないです。

 

考えてください、高専を卒業してコンビニのオーナーになったとすると、高専で学んできた知識はほとんど使わずに仕事ができます。しばらくは毎日勉強の日々になり、非常にもったいないと私は思います。(※生涯勉強です。どこでどんな仕事するにしても、絶対に必要です。)ただ、その人がほんとにやりたいこと、好きなことがコンビニで働くだったならば、最高の選択になると思います。

 

 

就職して、

「こんな仕事やりたいわけじゃない」

とイメージと現実のギャップに落胆して、とすぐ辞めちゃう人もいます。そうならないために、学生の間にどんな仕事をするのかをイメージして勉強をしたいですね。 そして、世の中の仕事を調べるのは非常に有意義と思います。万が一、無いときには起業すればよいと思います。無理して、どこかに入社する必要はないです。 

 

 

メーカーでの仕事

私が経験したり、お世話になったりして知っている範囲で書いていきます。

 

メーカでの仕事1.製品開発(基礎研究)

ここは数年から数十年のスパンで製品化を目指す製品の種の研究や開発を行う部署です。大企業の場合は製品開発と研究の部署は分かれていることもあります。ざっくり言うと高専、大学、大学院での研究の延長線上にあります。産学連携活動で、企業と学校が共同でテーマをもってやっていることも多いです。

 

メーカーでの仕事2.設計

基本的に1年以内に製品化のものや、市場に出た製品の改良を行うことが多い部署。メーカにおいて源流、つまり、その製品のスタート(厳密には開発がスタートですが)を担う部署になります。製品の企画、試作、評価、計算、検討など、その製品のことを一番知っている部署になります。沖縄高専で学ぶ基礎知識(四力)は、必ず必要。

 

その企業に必要な専門知識は学生の頃から必要か?

あれば、仕事も比較的進めやすくなります。しかし、専門知識を蓄えられなくても心配はありません。同じ部署の先輩は、今までの経験から知識を持っている人も大勢ます。そんな人から仕事をしながら日々学べるので大丈夫です。(毎回教えてくれるかは別ですが。。。)

 

メーカーでの仕事3.生産技術

製品いかに、効率的よく、精度よく、量産するかを考えて、生産設備を設計したり、導入する部署。モノづくりといえば、生産技術みたいなイメージを私はもっています。実際の製品に携わりながら仕事ができるので非常にやりがいを感じることができると思います。メーカはここが強い部署が生き残れると聞いたことがあります。

メーカが製品を作る時、大きく2つに分かれます。

  1. 自社で生産する
  2. 他社(下請け)に依頼する

単純に考えると、自社で生産したほうが嬉しいです。社内で仕事を生み出せること、下請けの利益が製品に乗ってこないです。

※実際はもっといろいろな検討項目があって、1,2を判断しているみたいです。

 

メーカーでの仕事4.製造

イメージとしては生産ラインや職人と呼ばれる人たちです。毎日決まった仕事をして、製品を実際に生み出す側の仕事です。 高専生というよりも、工業高校などで実際のモノづくりを学んできた方が就かれることが多いです。 製品を作るプロなので、学ぶことも多いです。

 

メーカーでの仕事5.調達

自社の製品に使う既製品の仕入れ先を決定したり、仕入先と一緒に原価低減をしたり、どこの下請けに生産を任せるかを決める部署。基本的には原価計算が主になるので、文系が多い。高専出身者はモノづくりの基礎知識を生かして、活躍できる可能性あり。しかし、実際の生産現場を勉強する必要あり。また、社内外との折衝が多く、高いコミュニケーション能力が必要。

 

メーカーでの仕事6.生産管理

お客様から受注した製品を納期通りに生産するために生産を管理する部署。各パーツの納期の管理や、受領したパーツがNG品だった時の対応など、生産に関することを管理している部署です。

 

メーカーでの仕事7.総務

従業員が就労規則にのっとって仕事をしているかをチェックしたり、各種届出を受けたりする部署。会社での手続きを受け付けているので、雑用をさせられているようなイメージを持たれやすい(個人的見解)

 

 

まとめ 【自分がどの部署で働きたいかイメージしよう】

基本的に企業活動はチームプレーです。いろいろな部署が協力してそれぞれの仕事を愚直に進めることで、社会貢献を果たしています。その会社に入って何をやりたいか、何ができるのか、どこで働きたいかをイメージして勉強できるともっと有意義な学生生活になります。また、就職後のミスマッチによる転職もせずに済みます。メーカでいうと開発、設計、生産技術のあたりが、高専生の知識を生かして仕事ができる部署と私は考えています。

 

 

 

最終更新日:2020年11月13日