こんにちは でん です。3年前におよそ4600万円の住宅ローンを組んで家を建てました。2020年はコロナショックで住宅ローン破産をしたというニュースを見ました。私も年収が下がりましたが、妻も正社員で働きだしていたこともあり破産までは至りませんでした。3年前の私と今現在家の購入のために住宅ローンを検討している人に「住宅ローンで家を買うな」ということを伝えたいです。※私の価値観であり、参考程度に考えていただければと思います。
最近、実家残っている姉弟から連絡があり、住宅ローンの借り換えについて相談されました。具体的には、「借り換えのポイント」でした。私の意見はこちらの記事にまとめました。
その中で、「住宅ローンはすべきでないな」と思ったので改めてここにまとめます。一度読んで、自分の価値観を見直すきっかけになればと思います。
住宅ローンで家を買ってはいけない理由1【家は資産ではない】
3年前までの私は
戸建て買えば土地もついてくるし、資産を作って子供に残せる!!
と考えていました。お金の勉強をしてこなかったこと、周囲の大人たちがそう言っていたことが大きな原因です。
そもそも資産とは
土地などの不動産?お金?株などの有価証券?高価なもの?高級車?半分正解で半分間違いですね。私はロバートキヨサキ氏の金持ち父さん貧乏父さんシリーズで説明している定義が分かりやすく、納得できました。
資産とは自らの財布にお金を運んでくれるもの
この観点で考えると、家は。。。。資産ではありません。財布からお金を奪っていきます。住宅ローンの返済、固定資産税、修繕費、家具家電の購入費などなど。負債ですね。しかも、35年ローンで支払いが終わっても、固定資産税などは持っている限り永久にかかります。私はオール電化住宅で太陽光発電をつけています。これは毎月売電収入を生み出してくれているので資産です。
住宅ローンで家を買ってはいけない理由2【ローンは借金】
よくセールストークに「今の家賃を払い続けるだけで家が買えます」というのがあります。間違いではありませんが要注意です。この言葉がローンが借金であることを忘れさせてしまいます。当時の私も
家賃払い続けるなら、家買ったほうが得じゃないか!!
と思いました(笑)全然違います。家賃=住宅ローンと考えるの危ないです。家賃は生活水準に応じて引っ越しすることでいくらでもダウンサイジングできます。しかし、住宅ローンはできません。しかも引っ越しして、支払い終了とはなりません。売ったとしても、ローンの残債以上で売れなければ支払いが続きます。ローンは必ず返さないといけない借金なのです。
住宅ローンで家を買ってはいけない理由3【終身雇用制度は崩壊する】
家を買う相談をしに行くと、「今の収入で、かつ、定年まで働き続ければ収入は増えるのでローンも返済できます」なんて言われます。特に大企業に勤めているとどこの銀行でも住宅ローンは借りられるといっていました。これは日本の終身雇用制度をあてにした考え方です。しかし、2019年頃から経団連やトヨタ自動車の社長が「終身雇用の限界」を訴えています。また、さまざまな企業で早期退職者を募集するなどその動きは始まっています。今後どうなるかはわかりませんが、もし終身雇用制度が崩壊したら。。。35年ローン返済できますか?将来像想像できますか?
住宅ローンで家を買ってはいけない理由4【子供へ負債を相続させることに?】
家を買った頃は、「お金持ちになれなくても、定年まで働いて、ローン返済が終われば資産が残るから大丈夫」と思っていました。家を子供に残してというのは自己満足です(笑)引き受けた子供たちは固定資産税、贈与税、相続税が課されて負債を背負うことになるからです。うーん、非常に申し訳ない(笑)さらに、住宅ローンの残債が残った状態で引き継いだ場合はさらに負担は重くなります。
まとめ【これからのことを考えて購入検討を】
何かの本で「家を買うのはお金の余った、金持ちの道楽」という言葉を見ました。住宅ローンで家を買って、お金の勉強して始めてこの言葉の重さを実感しています。
みんながみんな家を買うなというわけではありません。幸せになるために家が必要ならば、住宅ローンを返済できる見込みがあるならば買って幸せを選択すべきと思います。
人生は幸せになるためにあるので。
最終更新日:2021年1月7日