なんだかつらいと思っている人へ。「自分に嘘をついていませんか?」「自分に過度に期待していませんか」復職してまるっと1年経ちました。休職、復職を経験して気づいた「自分に嘘をつくのが上手だったから精神やられた説」について説明します。
2019年に適応障害になり、9か月ほど休職しました。最後の3ヶ月は復職に向けたリハビリ(リワークプログラム)を行っていましたが、その中でいろいろな気づきがありました。一番でかいと思ったのは
「自分に嘘をつくのが上手だったんだ」
ということです。
自分に嘘つくのが上手というのは、
1.Noと言えない
2.つらいのにつらいと言えない
という状況です。ほかにもいろいろあると思いますが。今回はこの3点について紹介します。
1.Noと言えない
他人からの誘い、依頼事項などにについてなんでもYesといってしまう人です。Noと言えない、つまり、ほんとはNoと言いたいのに言えない場面と思ってください。例えば、
気の合わない人がいる飲み会に誘われた
自分が苦手な仕事(作業)の依頼を受けた
嫌いな食べ物なのに進められてしまった
など、ほんとは行きたくない、やりたくない事柄です。ほんとの自分はNoといっているのに、Yesと引き受けてしまう。つまり、自分に嘘をついていることになります。サラリーマンとして受けた仕事はやらざるを得ないですが、苦手であることを率直に表明しておくべきと思います。
Noと言えないような状況というのは、人間関係や昇進など自分の環境に悪影響が出るのではないかと考えてしまいますが、今は自分の精神にダメージが出ることのほうがデメリットと思います。
Noと言ってみる
解決策として、どちらでもいいような選択、簡単に出せる回答にNoとと言ってみましょう。Noと言ったらどうなるのか考える前にやってみることです。案外、自分が思っているよりも周囲の環境は何も起こらないです。
飲み会の席を断っても、その場は少し嫌な雰囲気に包まれますが、飲み会までの期間のそわそわや嫌な人に会う時間を減らせることを考えるとむしろプラスです。
会社員なら代替はいくらでもいる(はず)なので、自分ができませんといっても誰かがやってくれます。昇進については自分が得意なところでアピールすればどうにかなりそう(やったことないのでわかりません)
嫌いな食べ物を勧められた時だって、相手は良かれと思ってやっていることが大半です。なので「私は少し苦手なので、遠慮させていただきます」など、丁重にお断りすれば分かってくれます。
2.つらいのにつらいと言えない
今回休職になった時に一番感じたことです。つらい時期って誰にでもあります。そんな時につらいと言えないとどんどんたまっていきます。ストレス発散をしていても発散できないくらいにたまっていきます。
相乗効果というか、ネガティブがネガティブを呼ぶイメージです。-1にいくらプラスをかけてもマイナスにしかなりません。根本になるつらいこと「マイナス」を吐き出して、ゼロ処理をする必要があります。それが「つらいことをつらいと言うこと」です。これは、独り言ではなく、誰かに聞いてもらうことが有効です。なんの利害関係のない第三者に聞いてもらうのが理想です。自分が話しやすいこともあり、一気に吐き出すことができます。話していくうちに、抽象的だった「つらい」が具体的に「どんな時にどういう風につらいのか」が分かってきて、少しずつ発散されていきます。
そうすると今後の対応方法も見えてきます。
まとめ【自分に正直に生きる】
嫌なことにはNoといって、つらいときにつらいと言えるようになりたいですね。言えない原因が自分にあるならちょっとずつ言えるようにやってみる、言えない環境にいるなら環境を変えてみるのが良いと思います。
最終更新日:2021年5月14日