最近個別株を初めて買って、知らない間に始めた貸株について調べたのでまとめました。個別株投資始めたなら、資産が少ないうちは貸株を利用することをおすすめします!
目次
1.貸株とは
持っている株を証券会社に貸し出して、利息を受け取るサービス。すべての株が対象ではなく、証券会社ごとに設定されています。
貸し出すといってもやることは最初の設定のみで、あとは株を買って放っておくだけで勝手に貸出返却が行われ、利息を受け取ることができます。不労所得です。
6月入ってからの利息の計上額です。1株2000円程を100株=およそ20万円分を貸株に出して利息をいただいています。1ヶ月で18円、1年で216円くらいです。
2.貸株のメリット
貸出金利を受け取れる
一番のメリットです。銀行預金に預けていても、0.001%(みずほ銀行ホームページより)です。20万円を1年間預けて、20円(税引き前)。貸株、例えば私の持っている銘柄ならこれの10倍です!!でかい!!
設定をしておけば、株主優待、配当の権利日に自動で返金してもらえる
※対応していない証券会社もあり
後述しますが、貸株に出している間は、株主優待・配当金・議決権等の株主権利が取得できません。しかし、手続きをすれば、「権利日に株式をいったん返してもらう」ことができます。これやると、返却してもらった日は利息がもらえませんが、配当金、株主優待などを受け取ることができます。大抵の場合は貸株の金利より配当金、株主優待のほうがお得なので設定しておくことをおすすめします。
配当金については、貸し出しを継続していても、配当金相当額という形で配当金を得ることができますが、税金の控除が受けられなくて少し損するので設定することをおすすめします。
3.貸株のデメリット
証券会社倒産時に帰ってこない可能性がある
基本的に、個人投資家の資産は証券会社の資産は別管理となっており、証券会社が倒産しても1000万円までは保障されています。しかし、貸株はその対象ではないです。貸し出すことで、証券会社管理になってしまうからです。返還請求ができるようですが、帰ってこない危険性があることは理解しておきましょう。
配当金相当額として受け取ると雑所得となり、手残りが減る
貸株に出している間は、権利が証券会社に移るので株式を持っている権利がなくなります。それに付随する配当金、株主優待を受ける権利がなくなります。しかし、配当金については、配当金相当額として受け取ることができます。しかし、このお金には雑所得として税金がかかり、配当金控除が受けられません。課税所得が増え、納税額が増えることで手残りが減るパターンもあります。(詳細は個々の状況に応じて確認、税理士に相談が必要)
私のようにまだ毎年200円増えるくらいなら、影響はないと思います。
預金と違い元本割れのリスクがある
預金より利息が良い理由は元本割れというリスクを取るから。株式は需要と供給のバランスで価値が決まり、毎日刻々と価値が変化しています。株価が昨日は2000円だったけど1950円まで下がったなんてこともあります。100株単位での取引なので、20万円が19万5千円になることも。。50円下がっただけでも、損失(厳密には含み損)が5000円まで広がります。年間200円の金利貰うために、5000円も下がったら元も子もない話(笑)
実際私の持っている株も今は2万円程含み損状態です。。。永久保有銘柄の予定なので心配はしていません。
4.楽天証券の貸株
詳細は下記の楽天証券ホームページを確認!!
個人的に大事だと思ったのは
二ーサ口座で保有している株は対象外!
ニーサで税金控除受けながらは出来ないってことですね。
まとめ【少額のうちは貸株はメリットのみ】
株式投資はリスク(ボラリティ=日々の変動)が大きいので、配当金、優待、貸株金利でリターン最大化を図るのが良いと思います。
デメリットである、納税額増加は資産がある程度増えてきたら対応する必要があるので税金の勉強もしましょう♪
最終更新日:2021年6月13日