ジャケ借りpart2。今回は久しぶりに行った市立図書館でサブタイトル「人生は100倍思いどおりになる!」というタイトルに魅かれて、借りました。
図書館で借りれは無料で読めます。kindle版で今なら825円です。
資本主義ハック 新しい経済の力を生き方に取り入れる30の視点 | 冨田 和成 | 家事・生活の知識 | Kindleストア | Amazon
1.資本主義への3つの誤解
- 格差が覆せない世界である
- 大企業に入らなければ「負け組である」
- 資本主義社会は崩壊する
著者がこれらの誤解について説明しています。
インターネット社会になり、さまざまなことができるようになった。
1.個人が小額から紙の資産(株式、債券、投資信託などまた、RIETで不動産も)が購入できる時代になり、誰でも資本になれる
2.アウトソーシングしやすい環境で個人のスキルを極めることでフリーランスとして働きやすくなり、大企業も事実上、終身雇用制継続困難であることを発表した
3.株式市場は世界経済の成長に伴って右肩上がりで成長している
など、ある特定の視点のみで、上記のような誤解をしているので、もっと客観的に、抽象的に見て判断する必要がある。
2.アービトラージ
周囲が気づいていない情報や価値の歪を利用すること
私は投資の勉強を始めて「アービトラージ」=「価格差を利用して利ざやを取る」という認識でした。この歪にチャンスが眠っているのでそこを狙ってチャンスをつかもうという話です。
3.人的資本、金融資本・固定資本、事業資本
1)人的資本
「知識・スキル」、「信用力・ブランド」、「人脈・ネットワーク」と著者が定義しています。すべての資本を利用するための原資生み出すための基本になる。まずは人的資本を利用して稼ぐ必要がある。
今はネット社会となり、個人でも情報発信することで信用力(価値)を高めて「あなたから買いたい」という環境になってきた。
2)金融資本・固定資本
資産運用の王道。しかし「金の成る木」に変えていくのはそれなりの投資金額が必要であり、複利で長期運用しても元本が少ないとインパクトが少ない。この本では、個人VC(ベンチャーキャピタル)戦略について取り上げています。
3)事業資本
自分で会社を作るということ。私もお金持ちになる最短ルートだと思っています。会社を作って、事業売却や株式上場で莫大な資金を手に入れることができます。著者が説明しているように「やり方次第でレバレッジがかかる」
これらの資本の中で投資利益率が一番高くなりそうな領域を選択してやっていくことを勧めている。
起業のリスクを抑える方法
事業資本を利用してくために下記を押さえてやることをおすすめしています。
①事前の徹底した検証
②固定費を極限まで抑える
③「最悪食っていける」作る
④事業の分散
⑤借入を抑える
⑥再チャレンジできる条件を守る
これってすごく納得できるけど、やるってなるとなかなかのハードルだなと思いました。個人的にはネット社会にあったことでこれらのハードルが下がってきてるのかもしれないですね。
化ける事業モデルは7つの「ズラし」で見つかる
事業のリターン最大化とチャンスをつかむための視点を7つ紹介しています。
①顧客をズラす
②サービスの価値をズラす
③生産プロセスをズラす
④販売(営業)チャンネルをズラす
⑤マネタイズポイントをズラす
⑥ブランドをズラす
⓻経営リソースをズラす
正直、起業していないサラリーマンにとっては「へぇ」って思えるけど頭に???ばっかりでした(笑)
まとめ【事業を立ち上げて、やりたいことを】
本書には資本主義のルールやどうやって事業をの利益を最大化するかを紹介していますので、ぜひ手に取ってみてください!
資本主義のルールを理解して、リスクを押さえながらやりたいことをやり続ければ人生は思い通りになる。私を含め普通のサラリーマンは「人的資本」に依存しきって、人生思い通りになっていない。初めは人的資本だけでも仕方ないとしても、最終的には人的資本、金融資本・固定資本、事業資本をバランスよく使って人生を自由にしていきましょう。
最終更新日:2021年11月26日