高専生になると一般科目に加えて専門科目が増えるので教科書+専門書となり、見かけ上教科書が増えます。専門書=教科書ではありません。専門書はあなたの知識を補助してくれるものと位置づけてしっかり活用しましょう。
こんにちは。沖縄高専OB の でん です 。
私は高専在学中にこんなこと思っていました。
高専って専門書多いよね。覚えられるのかな。。
授業もうないし捨てるかな。。
同じような悩み、不安がある人に、専門書との付き合い方をお伝えします。
目次
高専生の専門書との付き合い方①本質を理解する
高専では専門知識を学ぶところですが、 専門書を丸暗記する必要はありません。
将来技術者になることを考えれば、本質を理解すれば十分です。
なぜなら、実社会では正解のある問題なんでほとんどありません。また、仕事中に専門書やインターネットで調べてもカンニングだ!!と怒られることもありません。むしろ、分からないことは調べろ!!といった世界です。
小中学校の勉強はほとんど丸暗記です。そのため、学生の間は「勉強=丸暗記」という意識があります。義務教育は基本的な知識なので覚え必要があります。漢字や四則演算など。覚えないと始まりません。
高専でもとにかく覚える必要があることもある
学校での評価はテストで決めるしかありません。限られた時間で判定をするのが非常に簡単だからです。本質の理解とテストの出題範囲の理解をすることを意識してください。
専門書持ち込みありの科目もある
これは非常に実際に即います。授業で本質を理解して、知識は専門書を頼っていい。これが実社会での技術者の仕事の仕方です。そして、自分にとって必要なことは自然と覚えて、専門書を開く頻度も減っていきます。
高専生の専門書との付き合い方②マークは単語だけ
授業中に説明されて大事だと思うところすべてにマークをすることはやめましょう。
マークする目的はあとから読み返した時に、振り返るため。
文章まるっとマークするとわかった気になって読まないです。
単語だけマークしておけばその単語がブックマークの役割を果たします。
そしてその単語について理解を深めるためにさらに専門書を読み込むので非常によい振り返りになります。
必要に応じて大切なことをメモしておくとより振り返りで理解が深まります。
高専生の専門書との付き合い方③専門書は卒業後も捨てるな
研究室でお世話になった教授に言われた一言です。卒業が近くなると、専門書が多くて学校で捨てようとする人が何人かいました。
その教授が言うには
「今後仕事で必要になった読み返せるし、覚えてしまえば捨てればよい」
「進む分野によって、必要ないと言える日が来るからその時に捨てればよい」
技術者となった今、実感してます。高専の頃に学んだ専門書は基礎的な側面が多く、実務していくうえではどうしても振り返る必要があることが出ます。その時に、「これはあの専門書見ればわかるかな」と思えれば最高です。
まとめ
高専生の専門書の付き合い方は
- 本質を理解する
- マークは最小限にする
- 卒業後も捨てない
です。
専門書は一生助けてくれる内容もありますし、すぐいらなくなるものもあります。
それは高専在学中や卒業時点では判断がつかないので、大切に保管することをおすすめします。
最終更新日:2020年6月18日